LAPIS(概要)

美術の窓2012年5月号02

古典技法とは、時代を特定出来るものではありませんが、現在の技法と比較するとその特徴は鮮やかに見えてきます。 それぞれの時代において、各技法は、試行錯誤の上に、積み重ねられた経験が伝統となり、それが培われて受け継がれてきたのです。その工程は、手順を遵守しなければならず、終始一貫して綿密な手仕事の技による方法だと言えるでしょう。
 絵画においては、昔日の巨匠と呼ばれる画家達、すなわち13世紀から15世紀までのテンペラ画家、15世紀から17世紀までのテンペラと油を併用した画家、16世紀後半から17世紀にかけての油彩画家などが実践して行ってきた技法を指します。それぞれの時代において、この技法的な探求から表現までもが大きく変化してきました。  一方、額縁においては、当初は絵画と一体化して製作されていましたが、絵画に嵌めるものとしての機能をもつようになってからは、絵画とは別の道を歩むことになります。13世紀から19世紀頃まで、工房毎に、職人が木地を組んだ後に、膠と石膏や白亜をまぜて下地を塗っていた時代までの作り方を指します。その後の仕上げの処置に関しては、様々な素材・技法を使った、実に多様な仕上がりになってきました。
 アトリエ LAPIS が取り組んでいる古典技法とは、実際には14世紀頃から使われた優れた技を復刻したものや、それを自分の中に取り込んだ表現などの制作をしています。
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何か新しいものを初めて見つけることではなく、
古いもの、古くから知られていたもの
あるいは誰の目にもふれていたが
見逃されていたものを新しいもののように
見いだすことが、真に独創的なことである。
フリードリッヒ・ニーチェ

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身の回りに溢れる大量のモノでは味わえない

一つ一つを大切にした「手作り」のもつ価値を見直しながら

さらなる可能性を探ってみましょう。

もちろん初心者の方でも純粋に制作を楽しむことができます。

ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。 

 

※木曜日の講座を新規に開設しています。

 




LAPISの変遷

2000年4月:
古典絵画と額縁制作を研究、広く普及、伝搬するために工房LAPISとして  横浜・市が尾に開設
2010年8月:
現在地への移転に伴い名称をAtelier LAPISと改名
2011年4月:
額縁作家 石井晴子さんを迎えて月曜コースを開講
2013年1月:
画家 奥秋由美さんを迎えて火曜コースを開講
2013年6月:
滝口真理菜さんを土曜日助手として迎える
2018年5月:
滝口真理菜さんを迎えて木曜日コースを開講

◯水曜の日中に古典技法を教えることが出来る講師を募集中

ご希望の方はお問い合わせ下さい。

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