古典油彩技法

OLYMPUS DIGITAL CAMERA古典的な描写はメディウムも調合したもの、基本的には薄塗りが基本です。

500年もの歴史がある油彩ですが、日本には100年程前に印象派の技術が取り入れられたと言われています。近年になり、日本でも様々な技法が紹介されるようになりました。

15世紀のフランドル技法

フランドル絵画の大きな特徴は、鮮やかで、深く透明感のある色彩表現にあります。加えて、暖かみのある人間の肌の表現ももう一つの魅力をつくっています。その元になったのがグレーズと呼ぶ透明色を薄く重ねる技法です。15世紀に北ヨーロッパに位置するフランドル地方の画家たちが確立し、その特異な絵画を生み出しました。

卵黄テンペラと油彩の併用技法

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フィレンツェ派 ラファェロの技法

 

これもダ・ヴィンチと同じ石膏下地にイエローオーカーによる地塗りを施しています。
肌と明るい背景に「テンペラ・グラッサ」で鉛白を塗ってモデリングをしてゆきます。
同じく「テンペラ・グラッサ」で明るい布地を有色で塗り、油彩で暗い部分を塗って大まかな色合いをつかみます。
肌のモデリングをさらに鉛白で描き加えます。
人物もかなりはっきりしてきました。
暗部を油彩で描きすすめて全体像がはっきりしてきました。
肌に色みが入りました。
(うっかりと撮影をわすれていたら、ここまで描き進んでいました)

フィレンツェ派 ダヴィンチの技法

フィレンツェ派が使っていたと言われる 石膏下地。 油彩で暗部を描きこみます。

 白の絵の具で明部をテンペラグラッサで塗り込みます。

油彩で中間の暗部を描き、髪の毛の細い部分を白でテンペラグラッサで描き起こす。

背景の暗部を油彩で塗り込みます。

油彩の描き込みを更に進めます。

完成です。

しっとりとした深みのある作品になりました。