石井 晴子(額縁作家)
月−1、月−2コース担当
月曜講師の石井晴子です。
月曜コースは、中世ヨーロッパの伝統ある古典的な技法で制作しております。
その技法は、1200年代の板絵から始まり、ルネッサンス時代にその全盛を迎えました。
1200年代のイタリアでチマブエが、ジョットが、また
1400年代にはレオナルド・ダ・ヴィンチやフラ・アンジェリコらによる数々の名画の輝き 、
卵黄と顔料で絵具を作り、色鮮やかなテンペラ画の技法で描く・・
またそれらの名画と比べても、一歩も引けをとることのない、煌めく額縁を制作する・・・
その時代とほぼ同じ材料、おなじ技法を使って
当時の芸術家たちの追体験をしませんか。
古典技法額縁制作 [KANESEI]
石井晴子 Profile
1996年 和光大学人文学部芸術学科卒業
1999年
イタリア・フィレンツェ Palazzo Spinelli 芸術学院木工修復科修了
トスカーナ州公認木工修復師資格所得在学中にフランカランチ氏の額縁工房にて古典技法額縁の制作を学ぶ
帰国後、「KANESEI」の名前でオーダーメイド・オリジナル額縁製作を開始
主に個人作家や画廊、所蔵家からの注文で製作
銀座 ギャラリー針谷「小さい小さい絵展」に黄金背景テンペラ画と額縁を出品以降毎年出品(翌年より東武百貨店池袋店で開催)
2002年
和光大学芸術学部芸術学科 非常勤講師 (2005年前期にて終了)
2006年
株式会社ディヴォート 絵画保存修復事業部 Tokyo Conservation にて額縁保存修復・制作担当開始
2008年
東京国立博物館所蔵 フェレッティ作「ラグーザ氏半身肖像」額縁製作
2010年
東京国立博物館所蔵 重要文化財「親指のマリア」額縁製作
2011年 4月〜 LAPISの月曜担当講師