Blog

ロココ額縁

ロココという名称は貝殻や石などで飾った「ロカイユ」という言葉に由来しています。18世紀にフランスを中心ににヨーロッパで流行した様式です。

ロココ型額縁の彫りはじめの頃です。確か2012年ごろから制作を始めたと思います。

ルイ14世時代は絶対王政を象徴する重厚で壮麗な美術様式がもてはやされました。  ルイ15世の時代になりその反動により繊細で優美な様式が登場しました。その特徴は優美な空間を生み出すことです。貝殻や植物の葉のような曲線が用いられています。

実は額縁の様式の中にもルイ14世様式、ルイ15世様式というものもあります。

作り方が分かってしまいますね。実はいくつもの木材を貼り合わせて組み立てます。ヨーロッパの額縁は幾つもの木材を組み合わせて作っているものが多いのです。
おおよその外観が出来上がった様子です。
ようやく彫刻の彫りがほとんど終えたところです。植物の葉がくるくるとカールした模様は何とも可愛らしいですよね。
2014年に開催した展覧会のDMに使いました。その後下地塗りや金箔貼りの工程があるのですが、何と写真を撮り忘れていました!実は金箔を貼る作業も箔が洞窟の中を通して貼ってゆくようなものでした。
この時代の絵画は宮廷での女性が多く描かれており、それを取り囲む額縁には繊細で洗練された優美なものが好まれていたのでしょう。ロココの象徴といえばマリー・アントワネット。彼女の醸し出す雰囲気そのものがこの時代を表すのかもしれません。
その後は完成写真しかありませんでした。ギャラリーに展示した完成品です。優美で繊細な模様がロココの雰囲気が少しでも伝わってくるでしょうか? この1品を部屋で飾るととても華やぎます。